● 更年期障害からパニック障害を発症。整体で徐々に回復しています。
【症状・ 状態】
更年期障害、尿道結石、めまい・ふらつき、パニック障害
それまで病気知らずで、仕事も家事もバリバリこなしていた私の体調が崩れてきたのは
今から7年ほど前のことです。
ある日、昼食をとっていた私は、頭の後ろになにやら違和感を感じました。後ろにスーッと
引かれていく感じで意識が朦朧となったのです。また、スーパーへ買い物に行きレジを待って
いたところ、同じことが起こりました。今度は買い物かごを持って立っていたのですが、足の下
から力が抜けていき、今にも全身のバランスが崩れそうになりました。脳溢血かもしれないと思い、
すぐに病院へ行ってCTを撮ったのですが、どこにも異常は見られません。しかし、その後も
同じようなことが何回か続きました。先回は内科で診てもらったので、今度は外科に行ってみましたが、
ここでも「異常なし」です。ちょうど更年期障害もあったので、婦人科にかかり、ここでも別の
薬をもらいました。さらに、漢方薬、サプリメントも服用しましたが全然効果がありませんでした。
そんな状態が1、2年続いた後、とうとうパニック障害を起こすようになってしまったのです
(体験談最後のページ参照)。狭いところにいると、心臓が異常にドキドキしました。毎日学校まで
電車で通っていたのですが、混雑した状態のまま停止信号などで数分止まったりすると、もう大変です。
精神的なストレスが大きいのでしょうが、具合が悪くなったときと同じ状況になると
「あっ、また悪くなるに違いない」と思って、発作を起こしてしまうのです。当然、体は疲れやすくなり、
学校も休みがちとなりました。学校の修学旅行の最中に発作を起こしてしまい、翌日1人で
帰ったこともありました。
それでも、このときばかりは病院へ行こうとは思いませんでした。
パニック障害の場合、精神科で治療を受けるのですが、精神科でもらう薬には抵抗があったのです。
また、ずっと頭の後ろの嫌な感じ、首の後ろの重苦しい感じは残っていたので、素人ながらもここがが
原因なのだと確信していたのです。
健幸クラブ&整体院へ行こうと思ったのは、船井先生の著書『人間塾』(ビジネス社)を
読んだことがきっかけです。なんと仙台に船井先生が「本物」と認めた整体院が
あるというではありませんか! すぐに電話をかけました。
電話に出られたのは、若い女性スタッフの方でした。いろいろ親切に教えていただいたのですが、
値段を聞いて驚きました。1回の施術料金が3万円もするのです。
思わず「高いのではありませんか?」と言うと、「1回3000円で10回通っても治らないのと、1回で治るのと、
どちらがいいですか?」と逆に質問されました。たしかに、1回で治るほうがいいに決まっているのですが、
これで信用したわけではありません。しかし、6年も薬を飲んでも、漢方薬やサプリメントを摂っても
治らないのです。とにかく様子だけでも見ようと思い、予約を入れました。
案の定、私の背骨を診た佐藤院長からは、「ガタガタで、とてもひどい状態だから
すぐには治らないよ」と言われました。
その当時の私は、パニック障害に加え、いくつもの新しい症状が加わっていました。
まず、肥満。食べる量は変わらないのに、以前より太りやすくなってしまいました。そこで、
ダイエットのため水泳を始めたところ、たしかに3ヶ月で5kg減ったのですが、体を冷やしてしまったのか、
関節の痛みのほか、膀胱にひどい違和感を感じるようになり、とてもつらい毎日を送っていたのです。
佐藤院長は続けて「50年も生きてきたんだから、1年ぐらいでは治らない。でも、ここで体を修理しておくと、
その後は病気の心配がなくなるよ」と優しく言われました。それを聞いて、私も納得しました。マットや
暖房機など、費用の点では高いと感じましたが、「ここでがんばって治そう」と決意しました。
2002年1月のことです。それから、ずっと院長のもとに通うようになったのです。
熱意が通じたのか、数ヶ月経ってだんだんと温かくなるにつれて、体の調子はよくなりました。
院長から「とにかく体を冷やすな」と口を酸っぱくして言われていたので、自分でもかなり気を
つけるようになっていました。体が温まるだけでも、かなりの効果が出るものだと実感しました。
このようにどうにか体が落ち着いてきたためか、パニック障害のほうも治まってきました。
発作の引き金になるのは、突然襲われる不安ですが、私の場合、疲れているとき人ごみの中に
いると危ないことがわかったので、注意するようになりました。
さて、私が佐藤院長に出会って1年が過ぎましたが、先日、院長からこんなことを言われました。
「畑中さん、仕事をやめないで治したねえ。健康を買ったと思えば、決して高くはなかったでしょう」。
私はハッと気がつきました。そうです。整体院には、体調が悪くて会社を辞めざるを得なかった人も
通っているし、勤めることができない人もいるのです。私の場合、仕事を続けることができたので、
それだけでもいいほうなのだと感じられるようになりました。このように、佐藤院長の言葉は大きな
励みになります。その人の状態とタイミングを見て、一番適切と思われる言葉をかけてくれるのです。
まだまだ完全に治ったわけではありませんが、今は佐藤院長という頼もしい味方がいるのですから、
安心して過ごしていけると思っています。
◎ パニック障害とは?
理由もなく突然激しい不安に襲われることをパニック障害またはパニック症候群と呼ぶ。
不安に襲われることで様々な身体症状が起こるが、体のどこかに異常があるわけではない。
仕事での疲労や精神的ストレスが引き金となることが多い。
男性より女性に多く、青年期以降に起こることが多い。
主な症状は次の通りであり、個人によって違いがある。
・ 動悸
・ 胸の詰まったような感じの苦しさ
・ 息苦しさ
・ めまい
・ 冷感
・ 震え
・ 手足のしびれ感
・ 頻尿
・ 腹痛、下痢
・ 吐き気
・ 耳鳴り
治療では、精神安定剤や抗うつ剤を服用するほか、カウンセリングも行われる。
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