● 一時は死を覚悟。整体に最後の望みをかけました。
*娘による手記
【症状・状態】
両鼠蹊部の痛み、首筋と手首の痛み(左側)、高血圧、目のかすみ、入院による寝たきり状態
母が整体に通いだしたのは82歳の頃と記憶しています。最初は、「左目が重苦しい」
「両鼠蹊部が痛くて立ち上がるのが困難」「左側の首筋が凝る」「同じく左側の手首が痛む」
「寝ているときに足がつる」などの症状に加え、「目がかすむ」「血圧が高い」など
老化現象も加わったため、自宅のある福島から仙台まで月2回ほど通い、小康を得ていました。
ところが、85歳になったとき、庭先で転んだことがきっかけで血圧が180/90と急上昇したのです。
めまいや吐き気もあったのですぐに入院させたのですが、容態は悪化するばかりで、1ヶ月経った
頃になると、食事もできなくなり完全に衰弱してきました。
こうした経過については佐藤院長に報告しておりましたので、これからどうすべきか悩んで
いたところ、院長から「このままで病院にいても、植物状態になるか死を招くだけだから、最後の
望みを整体に賭けるため、外泊許可を取り、お母さんを自宅に連れて帰らせてください」と
言われました。病院に外泊をお願いすると許可が出ました。
ところで、整体院は仙台にあり、私どものところまで車で片道2時間半もかかるため、院長は
土曜日の診療を早めに終えて駆けつけてくれました。院長に来ていただき、整体してもらえる、
というだけでも大きな励みになりました。
果たして効果はすぐにあらわれました。それまで5日間も何も食べられなかったのに、
整体してもらった翌日の朝、さらにまた整体したところ、なんと食欲が出てきて重湯をスプーン3杯
食べたのです。昼にも軽く整体したところ、上半身を起こして、ソバを自分の手で食べたほどです。
こうした光景を目の当たりにして整体の効果を確信した私たちは、母を病院に戻すのはやめて、
仙台の整体院の入居しているマンションの一室を借り、3人の娘たちが交代で付き添って療養させる
ことにしたのです。療養中、体調は一進一退を繰り返し、悪化するたびに整体で切り抜けてきました。
また、ずっと寝たきりだったため、以前は少し歩けていたのが、まったく立てなくなっていました。
しかし、整体を繰り返すことで次第に力がつき、3ヶ月ほどでつかまり歩きができるまでに回復しました。
7ヶ月経った頃には、調子のよいときは車椅子を使わずに歩けるようになったため、親戚や身内の
強い要望で、いったん精密検査のため病院に移りました。
それから1年経ちますが、現在母は自宅に戻り、私たちと一緒に暮らしています。介護は必要なものの、
身の回りのことは何とか一人でできています。ボケることもなく、毎日元気に家族仲良く暮らしています。
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