● 普段はエネルギー50％ですが、整体を受けると100％、全身にみなぎってくるのを感じます。
【症状・ 状態】
肩こり、腰痛、耳鳴り、頭痛、不整脈
私が健幸クラブ＆整体院へ通うようになったのは、今から2年半前のこと。
ちょうど生後２〜3ヶ月の息子の育児と授乳で疲れきっていた頃でした。背中を中心に左側が
ズキズキと我慢できない痛みに襲われるようになったのです。
それまでも、私はずっと肩こり、腰痛、頭痛に悩まされてきました。中学１年生のとき、
自転車に乗っていて交通事故に遭い、尾てい骨、足腰、肩、頭を強く打った影響で、
痛みが残ってしまったのです。特にひどいのは肩こりでした。マッサージや鍼灸に通ったのですが、
一時的によくなっても時間が経てばぶり返します。それでも何年か通ったのですが、
体の表面をなぞるだけのマッサージでは爽快感は味わえませんでした。そこで、体の根本
である骨に直接働きかける整体ならもっと効果があるだろうと思い、いい治療院を探していたのです。
そんなある日、１通の知らせが届きました。当時、私は船井メディアのＦＡＸ情報会員だったのですが、
船井メディア主催の「ヒューマンカレッジ」で整体のセミナーが行われることを知ったのです。
体もきつかったし、子どももまだ小さかったため外出は大変だったのですが、
「どうしても行きたい！」と感じた私はすぐに申し込みをしました。
セミナーでは、佐藤先生が背骨と病気の仕組みについて説明した後、その場で希望者を
募り何人かを整体しました。実際の効果を体感したかった私も手を挙げ、運よくやってもらったところ、
驚きました。たった数分間施術してもらっただけで、ガンコな痛みが和らぎ、数ヶ月ぶりに
スッキリした感覚を味わうことができたのです。当時佐藤先生は東京では開業されて
いなかったのですが、一瞬「東京から仙台まで通おうか」と思ったくらいでした。
「せっかく出会えたのに、残念……」と思っていたのですが、ラッキーなことに、ほどなく佐藤先生が
東京で開業されることになり、通知を受けた私はすぐに入会手続きをしました。
ところで、私は精神科医ですし、夫は整形外科医です。そんな私が整形外科にかからず
民間療法である整体に興味を持つのか不思議に思う人がいることと思います。
実は、医師であればほとんどが知っているのですが、私のような頭痛や肩こり、腰痛などの場合、
西洋医学の治療を受けても効果はないのです。私の場合、交通事故の後遺症で中学生の頃から
鍼灸やマッサージに通っていて、西洋医学以外の代替療法についてあまり抵抗がないほうだと
思いますが、医師として西洋医学の限界を知っているからこそ整体に魅力を感じたとも言えます。
案の定、実際に整体を受けてみると、期待していた以上の効果でした。何よりも、
整体を受けた後の爽快感、スッキリ感が格段に違うのです。背骨がズレた状態が
慢性化してしまうと体も慣れてしまうのですが、まっすぐに戻ったときの感覚はこれまでに
味わったことのない気持ちよさであり、体中にどんどんエネルギーがたまってくるのを感じます。
普段の体の状態ではエネルギーが５０％であるのに対して、先生のところへ行って整体を
受けると１００％みなぎってくる、という感じです。
ちなみに、先生は背骨がズレた状態を「魂が抜けた状態」と説明します。
エネルギーが少なく、地に足が着いていない状態。現実感がなく、自分であるのに自分でない
「心ここにあらず」の状態。それが、背骨が治ると魂が戻ってくるのです。
これは呼吸と関係があるのかもしれません。疲れたり、ストレスがかかると呼吸が
浅くなるのですが、背骨を治すと広く深くなり、空気が肺の奥までスーッと入るようになります。
ともあれ、整体を受けたことで気力が湧き、明るく前向きな気持ちになった人の話を
聞いたことがありますが、なるほど、私も身をもって感じます。
今までくすんで見えていたものが、明るく輝いて見えるのです。
精神科医の目から見て、このような効果は心の病の治療にも応用できるのではないかと
思っています。例えば、西洋医学において鬱病など心の病の治療では、カウンセリングも
行われますが、まず薬物治療が一般的です。しかし、薬の副作用に耐えられなくて薬が
飲めない人もいますし、妊娠・出産を控えた女性の場合、できれば飲まないほうが望ましいのです。
その点、薬を使わない整体であれば、体に負担をかけることがありませんから、西洋医学と
併用すれば大きな効果を上げられるのではないでしょうか。
先生の熱心な人柄も魅力の一つだと思います。常に腕を磨こうと、どんな症状の
患者さんも受け入れているとのことですが、自分の手に負えないと感じると、お引き取り願うのが
普通です。そうではなく、自分の勉強になるチャンスと考えて、努力を繰り返したからこそ、
たくさんの人に喜ばれる結果が出せたのでしょう。
現在、子育てと家事で大変ですが、徐々に仕事にも戻りつつあります。
ハードな生活のため、体もきついのですが、整体でリフレッシュしながら乗り切っていこうと
思っています。
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栗田 真希 （37歳 女性 精神科医）